現場のつぶやき
ニコイチ > 現場のつぶやき > 現場が動き始めました!
現場が動き始めました!
2019.02.22
こんにちは!設計を担当している建築家の星田です。
これから、香里三井・B団地(寝屋川市)の「ニコイチ」完成までの日々の様子をお伝えします。


まずは周辺エリアについてです。香里三井・B団地の近くには打上川治水緑地があり、シンプルで堂々としたランドスケイプです。
また団地から西へ3㎞で摂南大学があります。
私はここの住環境デザイン学科で非常勤講師をしています。ここの先生・学生と、公社さんとで一緒に継続的に関わり合いながら団地を活性化していこう、という機運が高まっているところです。



では過去での事例紹介から始めます。団地の四畳半の部屋でも押入は広いですから、
このように天袋や全体の襖を撤去して大きな棚としてデザインすると、空間は広くなります。

この方法は、今回も多用しています。



こちらは今回施工の既存住戸の壁の一部です。

”物言う壁”とでも名付けましょうか?キッチンの撤去あとです。(左側)
画家で言えばボスやダリなど空想画、あるいは佐伯祐三のようでもあります。補修して美しく仕上げ、”物言う壁”は残ります。

部屋を広くするために木軸壁を撤去すると、壁際はこうなっています。(真ん中)

モルタルやプラスターの凹凸はこの建築の歴史=legacyであり、デザインとして受け取りたいと思い、清掃+白塗装により蘇生したいと思います。

これは保存活用は難しいですが、長い間の暮らしの中にこのような”壁画”も残っていたりします。(右側)
みなさんどうですか?・・残しましょうか(笑)



ここからは個別のプランについて紹介します。
プラン9/とおりにわのいえに設置するグリーンテーブルの模型です。
観葉植物を置いて頂くイメージですが、使い道は色々。
1/4と3/4に分割出来、部屋に出隅や入隅にもフィットします。サイドはマガジンラックに。


プラン8/板間SOHOのいえ、製作中です。
左はラーチ合板の千鳥配置の床。これにブラックステインを塗装するとシックなよい感じになります。北の窓(手前)から南の窓(向こう)まで一体の開放的な空間。中央には押入を“引き算”でデザインしたキャレルです。これもブラックステイン。

真ん中は壁のボードを外した所です。今一般には木軸壁の骨組みはタテ方向の間柱だけですが、昔のはこのようにしっかりと格子に組まれています。また塞ぎますが、このような良い所もあります。

既存の照明器具です。昔風のデザインですが今改めて作れるものでは中々ありません。白くモダンな空間とこのようなヴィンテージものとは対比的にマッチするはず、保存します。



こちらでは光格子の実験中です。襖を一部開口して格子を出させ、風と光の通る心地良いスクリーンをデザインします。 窓の障子、畳、障子の影、そして手前の襖スクリーン(実験その1)-----多彩なグリッドが、陽の異動とともに軽やかに変化し重なり合い、オンリーワンの“インテリア”が出現します。
そして襖スクリーンの実験その2です 半透明のプラスチック・ハニカム板を貼りつけ、光や風の通し方を色々にデザイン。プランと暮らし方に相応しい空間と空間の関係を作り出します。

今回はここまでです。今後も随時プランや現場の様子をお伝えしていきます!
先頭へ戻る