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間取りと暮らし
2019.03.04
住まいは一時の買い物ではなく長い暮らしのための衣服のようなものです。
季節や体の成長変化に伴い着替えるように、住まいも暮らしや家族の成長に伴い変化する能力が必要です。
団地の元々の間取りは民家のような田の字型で襖が多用されています。伝統的でかつ先進的といえるフレキシビリティを備えています。
襖を外せば広い空間となり、閉めて固定すれば壁にもなる。限られた面積のなかでの一日の寝食や公私の交代や家族構成の変化にも対応出来るための伝統の知恵です。とはいえ現代は家族人数は少なく寝食は分離し公私は融合していく文明ですし、ニコイチで面積は倍になります。
しかし一方で、趣味や娯楽は多彩になり、忙しい子育てと静かな時間の使い分け、広いリビングで時間の大半を過ごすマルチ化など、可変性開放性の高い多室プランは現代においても高い有用性があるのです。
長い暮らしを考えれば、固定したマンションプランに押し込められるよりはるかに快適と思いませんか?

今回のリノベーションでは、当初の家族構成や暮らし方を想定して部屋の一体化やスクリーンの開放性を様々に調整し、多彩(且つそれぞれマルチで可変的な)なプランを用意しました。


間取りを語る上で重要なのは畳の部屋です。従来の自然の井草の畳から表層材を樹脂シートに替えて、ソフトパネルとして和・洋、立・座可能な空間としました。軽やかで美しいモダンなマルチ空間となります。
ソフトパネル床の空間を、塩ビシート床のオープン空間と織り混ぜながら様々なプランを考えました。

■香里三井団地側の4戸は、二つの家をバルコニーと玄関から行き来する土間連結型のニコイチです。トイレは左右ともにあります。南間口一杯に空間が広がる「ひろえんのいえ」シリーズです。
■香里三井B団地側の4戸は、中間の壁を撤去してインテリアで一体となるニコイチです。公室(台所・食事室・居間)が南北につながり開放性をもつ「とおりにわのいえ」シリーズです。流し台が新旧二つありメインダイニングとサニタリーと二つの便利なエリアを作り出すなど、様々な暮らしが広がります。
これが今回のコンセプトとなっています。
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